冷房の臭いを撃退!原因と効果的な対策はこれ!
①冷房はみんないつから、何度からつける?
シーズンになって冷房をつけてみたら、変な臭いがすることがありませんか?
この臭いを放置したまま夏を迎えるのはちょっときついですよね。
このエアコンの臭いの原因はカビや雑菌です。
エアコンの中は普段から手入れをしないためカビが生えたり、部屋にいる雑菌が住み着いたりします。
何年も使っているエアコンであれば、見るに耐えないほどカビがびっしり生えていることもあります。
カビが生えるところといえばキッチンやお風呂場といった水周りですが、なぜエアコンの中にカビが生えてしまうのか?
それはエアコンの中に結露がたまりやすいからです。
冷房は暖気を取り入れてそれを冷気に変えています。
この温度差が結露を作るのです。
しかもエアコンは湿気の出口が少ないためカビにとって暮らしやすいです。
エアコンが取り込んだカビやホコリをえさに繁殖していくのも、恐ろしい話ですね。
したがってエアコンから変な臭い、特に生乾きの洗濯物や雑巾のような臭いがするときは、エアコンの中でカビが繁殖している可能性大です。
他の主要原因として考えられるのはタバコの匂いです。
タバコの煙にはタールを始め、気体にならない物質が含まれているため、冷房で取り込むとその中にタバコ臭が残ってしまうことがよくあります。
誰かタバコを吸っている方が住んでいるときは、タバコ臭がしないか確認してから本格的に運転しましょう。
②噂の冷房18℃は効果あるの?
嫌なエアコンの臭いをなくすためには、臭いの元を除去することが大切です。
ところが、ネット上では「エアコンを18度に設定して運転すると臭いが消える」という説がちらほら出回っています。
これは本当なのでしょうか?
結論から言うと、本当である部分と嘘である部分があります。
まず、エアコンの設定温度18度での運転は嫌な臭いを防いでくれる方法の一つと考えられます。
それは、エアコンの嫌な臭いを運ぶ水蒸気の発生を減らしてくれるからです。
カビの発生する臭い成分は水蒸気と一緒にエアコンから放出されてくるため、ドレンパンに溜まった水分が出てこないように、エアコンの気温を下げれば良いと言うわけです。
一方で、エアコンの設定温度を下げたところでカビが減るわけではないし、臭い成分は残っているため根本的な解決にならない点も知っておくべきです。
ある程度は除湿で解決できても、設定温度18度で過ごし続けるのは無理があるでしょう。
③どうしたらいい?効果的な対策方法はこれ!
冷房の嫌な匂いに対する対策には、次のものが考えられます。
基本的には、エアコン18度で臭い除去説を実践することになります。
・準備運転をする
エアコンに溜まったカビの臭い成分や、カビが出した胞子を外に出し切ってしまえば嫌な臭いを軽減することができます。
具体的には窓を開けた状態でエアコンを1時間以上運転します。
このとき、カビや雑菌を弱らせるためあえて高温での運転を行います。
そうすればカビの影響力が少ない状態でエアコンを使うことができます。
ただ、エアコンを使い終わるとカビが臭いを出し始めるので、毎回この対策が必要となります。
・エアコンの設定温度を低めにする
エアコンの設定温度を低めにすれば水蒸気が出づらくなります。
設定温度は18度と言わず、27度未満であれば事足ります。
・カビ防止スプレーを使う
手近にできる対策といえば、カビ防止スプレーです。
カビ防止スプレーにはカビの繁殖を防ぐ成分が含まれているので、カビ臭に対する対策が可能で、カビを増やさないためにも効果的です。
また、一部のカビを殺すことができる点もメリットです。
④再び臭いが出るのを防ぐには?
しかし、カビ防止スプレーを使ったところでエアコンからカビを除去できるわけではありません。
本気でカビを除去するなら、エアコンを解体してカビや雑菌を掃除する必要があります。
経過年数が古ければ、掃除より買い替えの方が安上がりになることもあります。
エアコンがきれいになったらエアコンの中に湿気とカビがたまらないよう、使用前と使用後に1時間ずつ送風する習慣をつけましょう。
カビのエサとなるホコリ対策として、定期的なフィルター掃除をすることもオススメです。