エアコンから酸っぱいにおいが!原因と今すぐできる対策法5選!
①酸っぱいにおいの原因は?
春は花粉にさえ目をつぶれば、暑くもなく寒くもなく、体感的にはとっても良い季節ですね。
しかしあっという間に梅雨が来て、そしてあっという間に暑い夏がやってきます。梅雨時あたりから、じめじめとした不快感を解消しようと、エアコンに手を伸ばす方も多いのではないでしょうか?
ところが、久々にスイッチを入れると、エアコンからなんだか酸っぱい臭いが…。エアコンの臭いには、生ごみのような臭いもありますが、このアンモニア臭に近い酸っぱい臭いも、結構衝撃的ですよね。
とにかく何とかしたい、そう思うはずです。
この臭いの原因は何なのでしょうか?
酸っぱい臭いの原因として考えられるのは、
の3つです。
エアコンは部屋の空気を取り込んで冷やし、部屋に戻すことで、部屋全体の温度を下げているのですが、部屋の中に、臭いの元であるペットや食べ物、人の汗が充満していると、それをそのまま吸い込んでしまいます。
エアコンの中にあるフィルターは、空気中のゴミやホコリをエアコン内部に入れないよう取り付けてありますが、そこにゴミやホコリと一緒に、臭いの元もくっついてしまいます。
そしてフィルターの汚れと共に臭いの元も溜まってしまい、空気を吐き出す時に一緒に戻されてしまうのです。
また、空気を冷やす熱交換器やファンまわりは湿度が高く、高温になるため、カビの生えやすい環境にあり、このカビが臭いの元になることもあります。
②臭いと感じたら・・・対策法5選!
1.部屋の換気を行う。
臭いの元がペットや人の汗などの場合、部屋を換気することで、臭いを抑えることができます。酸っぱい臭いではありませんが、タバコのヤニ臭さなどもこれで改善できます。
2.冷房の後、送風運転を行う。
原因がカビの場合、エアコン内部に水分が残っていると、カビの増殖を招きます。これを防ぐために、運転後しばらくの間、送風モードにして内部の水分を蒸発させてしまいましょう。上位機種のエアコンなら、自動で行ってくれるものもあるので、その際「送風なんか不要!」と中止しないようにしましょう。
3.フィルター、ルーバー、カバーなど、取り外せる部分の掃除をする。
フィルターは前述のとおり、ゴミやホコリをキャッチしてくれる、一番汚れるのが早い箇所、ルーバーは風向きを変えるもので、カバーはエアコン正面を覆っているものです。
これら外せる箇所(特にフィルター)の掃除をすることで、臭いを軽減できるかもしれません。
4.フィン、ファンなどエアコン内部の掃除を行う。
フィンとは空気を冷やす(温める)熱交換器のことです。
ファンはエアコンの内部に空気を取り込み、放出するための扇風機の羽状のものです。
これらは取りはずしできないので、専用のスプレーなどを使って掃除します。
エアコンの酸っぱい臭いを感じたらエアコン専用のクリーナーで早めの対策を。
5.専門の業者にエアコン洗浄を依頼する。
4.の掃除では臭いの元であるカビが取り切れないこともあるため、4.でも改善しなければ、専門の業者にお願いするという方法もあります。
費用は大体1台1万円程度です。
③古いエアコンは売って、綺麗な空気のエアコンにしましょう!
エアコンの臭いは、エアコンの汚れによるものであることが分かりました。
対策方法としては掃除をするしかありません。
しかし業者にエアコンの掃除を依頼したあとでも、臭いが消えない場合があります。
その理由は、臭いの元であるカビなどが、業者にも洗浄できない部分に発生している可能性があります。
業者によるエアコンクリーニングは、私たち素人がするよりも、はるかにエアコンをキレイにしてくれますが、設置したままの状態での掃除では、どうしても無理な箇所もあるのです。エアコンをはずし、分解して徹底洗浄ができればいいのですが、エアコンクリーニングではそこまでの対応はできません。
エアコンのメーカーサポート期間が約10年であるように、10年を過ぎたエアコンには、どうしても設置したままでは取り切れないゴミやホコリ、カビが蓄積しています。そのまま使っていると、アレルギー症状を起こすなど、健康に被害がでてしまうかも知れません。
せっかく快適に過ごそうとエアコンをつけたのに、それが原因で病気になんかなりたくありませんよね。
対策をしてみて、やっぱり臭いが消えないエアコンは、この際買い替えを考えるべきです。そしてその時は、ぜひ古いエアコンを売ってしまいましょう。
今はエアコンもリサイクルの時代、古いエアコンでも売れる場合があります。
新しいエアコンの綺麗な空気に囲まれて、快適なエアコンライフを送ってくださいね。