【知って得する】エアコンの乾燥を防ぐ加湿器の賢い使い方
①冷房でも暖房でも乾燥が気になる・・・
冬の暖房器具としてエアコンを使いたくないという人に、その理由を聞くと「電気代が高い」という意見の他に、「空気が乾燥するから」という意見もよくあります。
確かに、エアコンの効いた部屋に長時間いると、喉が渇く気がしますし、ひどい時には喉が痛くなったりすることもあります。
冷房時も、蒸し暑い外にくらべると、かなり湿度が低く感じられますよね。
同じ暖房でも石油ストーブやファンヒーターではあまりそんなことを感じないのに、なぜなのでしょう?
それは、石油ストーブやファンヒーターなど、燃焼系と呼ばれる暖房器具は、ガスや石油が燃える時に、水蒸気も同時に発生するのに対し、エアコンはただ部屋の温度を上げるだけだからです。
私たちが普段使う「湿度」は、その温度の空気が保有できる水分の最大量に対する、実際の水分量の割合のことで、正確にいうと「相対湿度」といわれるものです。
「湿度○%」といいますよね。
空気は温度が高いほど、水分を多く含むことができます。
エアコン暖房をつけると、部屋の温度が上がるので、保有できる水分の量が多くなるのに、部屋の中の水分量は同じまま。
分母がどんどん大きくなるので、結果的に湿度がどんどん下がる、ということになるのです。
逆に冷房では、部屋の温度が低くなることにより、空気中の水分が結露として液体となってしまうので、湿度が低くなるのです。
②加湿器を置く位置
冬、部屋の湿度が低いと、風邪をひきやすくなったり、お肌が乾燥したりしますよね。
インフルエンザウイルスは、気温・湿度が低いと活動が活発になるので、感染防止には湿度40%以上が望ましいといわれています。
また、肌を美しく保つためには、寝室の湿度は60%が最適なのだとか。
エアコンをつけていなくても、冬にこの湿度を保つためには、加湿器は必須です。
健康のためにも、美肌のためにも、ぜひ加湿器を上手に利用してください。
その際は、置き場所にもこだわってみましょう。
エアコンの設置に最適な場所があるように、加湿器の設置にも最適な場所があるのです。
1.高さは床から70~100センチ
床に加湿器をじかに置くと、底にたまっている冷たい空気によって、水蒸気がすぐに冷やされ、結露となってしまいます。
加湿器は床から離しておきましょう。
2.部屋の中央
1.と同じ理由で、窓際や壁際に置くと、結露が窓や壁についてしまいます。
また、部屋の出入り口付近に置くと、ドアの開閉によって、水蒸気が逃げてしまいます。
置くなら、部屋の中央が最適です。
3.稼働中のエアコンの真下
壁に設置されているエアコンの真下に加湿器を置くのは、壁際に加湿器を置くことになるのでNGなのですが、エアコンがついている場合に限り、おすすめの設置場所です。
なぜなら、加湿器から出た水蒸気が、エアコンの風にのって部屋中に行きわたるからです。
加湿器を置くときは、ぜひ参考にしてくださいね。
③加湿器もエアコンもカビ対策は必要です
エアコンを使う際には、加湿器も使った方がいい、というのはわかりました。
ただし、加湿器を使うことで、別の問題も出てきます。
高温多湿が大好きな「カビ」の存在です。
加湿器はまさに、カビにとって楽園。
油断していると、あっという間にカビが発生してしまいます。
また、エアコン内部の熱交換器とよばれる部分の周辺も、エアコン稼働中はどうしても湿度が高くなるので、カビが発生しやすい環境です。
カビも、ウイルスと同じくらい人体に悪影響を及ぼしますので、カビ対策を行わなくてはなりません。
カビ対策の方法を簡単にご紹介しておきます。
<加湿器>
・フィルターの使用期限を守る
加湿器のフィルターには使用期限があります(取扱説明書に記載されています)。
これを守って、交換時期が来たら新しいものに替えましょう。
使用期限前でも、変色や型崩れを起こしていたら、取り換えてください。
・水道水を使用する
水道水には塩素が含まれているので、カビが発生しにくくなっています。
ミネラルウォーターなどは入れないようにしましょう。
・タンクの水は毎日換える
タンク内の水が残っていても、いったん捨ててタンク内をスポンジなどでこすり、新しい水に交換しましょう。
この3つを行っていれば、カビの発生はかなり抑えられます。
<エアコン>
・フィルターをこまめに掃除する
・吹き出し口をタオルで拭く
・エアコン使用後、送風モードにして、内部の水分を乾燥させる(エアコンによっては自動で行ってくれるものもあります)
また、エアコンの場合は、プロに内部洗浄をお願いするという方法もあります。
④加湿エアコンも登場。不要になったエアコンは買取王で売りましょう
冬は風邪予防や美肌のため、加湿器が手放せないと思うものの、カビも怖いですよね。
エアコン、加湿器両方にカビ対策をしなければならないのも、本音をいえば面倒です。
何かいい方法はないの?
ということで、考え出されたのが、加湿機能を持つエアコンです。
例えば、エアコンの中には「無吸水加湿」といって、室外機から取り込んだ空気中の水分を集め、それを室内機から放出するという仕組みを持つものがあります。
これなら、加湿器のように、毎日水をタンクに入れる必要もなく、エアコンが稼働している間は、常に水分が部屋の中に補給されるので、湿度が下がることもありません。
エアコンの進歩は、省エネだけではないのです!
エアコン内部を凍結させ、結露をわざと発生させて、水と一緒にゴミやカビ菌を排出する機能を持つものもあります。
長年使っているエアコンに、もしそんな機能がなければ、買い替えを考えてみるのもいいかもしれません。
しかし、まだ故障してもいないのに、エアコンを捨てるのはもったいないと思うなら!
そのエアコン、買取王に売ってしまいませんか?
他の人に使ってもらえるなら、罪悪感も減りますし、売れたお金を新しいエアコンの購入資金にあてることもできますよ。
カビにも湿度にも悩まされない、そんな生活をぜひ買取王で実現してください。