【節電】エアコンのコンセントを抜く効果と注意点

①無駄な電力。コンセントは差しっぱなしではありませんか?
少しでも省エネに関心のある方なら、きっとご存じでしょう。
「待機電力」という言葉。
待機電力とは、テレビやエアコンなど、電化製品が作動していないときでも使う微弱な電力のことです。
スイッチがONではないので、テレビなら画面が真っ暗、エアコンなら風が出ていない状態です。
しかし、いつスイッチを入れられてもいいように、電化製品は待機電力を使ってスタンバイOKの状態にしているのです。
微弱とはいいましたが、今や家じゅうが電化製品に溢れている状態なので、1つ1つの電化製品の待機電力を合わせると、結構な電力量になります。
一説には、1世帯の電気代の約6%が待機電力として消費されているのだとか。
ある世帯の電気代が月9,500円だとすると、
待機電力料金=9,500×12(月)×0.06=6,840円
つまり年に約7,000円が待機電力の電気代として支払われているということになります。
電化製品を使ったわけでもないのに、これだけの電気代を払うのはもったいないですよね。
これを解決する方法はとても簡単。
使わないときは電化製品の主電源をOFFにする、もっと言うならコンセントを抜いてしまえばいいのです。
特に、夏と冬の一定期間しか使わないエアコンは、コンセントを抜きやすい家電です。
機種にもよりますが、エアコンは待機電力を多く使う電化製品で、1時間に約2.4Wを消費すると言われています。
半年間コンセントを抜いたとしたら、
2.4W×24(時間)×180(日)=10.4kWh(半年分の待機電力)
10.4×27(1kWhあたりの電気料金)=280.8円
半年コンセントを抜くだけで、それもエアコンだけで、こんなにも節約できてしまうのです。
②でもコンセント抜いた時は注意が必要。故障の原因にも
エアコンのコンセントを抜くと、電気代を節約できることが分かりました。
しかし、先ほども説明したように、待機電力とは、いつでもスタンバイOK!の状態にするために使われる電力です。
ということは、コンセントを抜くと、その電化製品はいつでもスタンバイOK!の状態ではなくなるということなのです。
コンセントを抜いていたエアコンを久々に使おうと、コンセントを差し込み、すぐにスイッチをONにしたら、エアコンが壊れてしまった、という話を聞いたことはありませんか?
ただコンセントを抜いていただけで、エアコンを乱暴に扱ったわけでもないのに、壊れてしまうなんて、どういうこと?と思いますよね。
エアコンのコンセントを抜くことによって、内部ではどんなことが起こっているのでしょう。
エアコンの本体ともいうべき、冷たい風や温かい風を作り出す機械の中に「コンプレッサー(圧縮機)」というものがあります。
これはエアコンの中で循環している「冷媒ガス」に圧力をかけて、気体を液体にする装置なのですが、このコンプレッサーには摩擦や摩耗を防ぐために、潤滑油が使われています。
まあ言えば、歯車がなめらかに回るよう油を差しているのと同じです。
油なので、冷えれば粘り気が強くなり、そうなるとコンプレッサーが摩耗するので、気温が低いときは、油が固まらないようにコンプレッサーを常に温める必要があります。
このためにエアコンの待機電力は使われているのです。
しかしコンセントを抜いた状態だと、潤滑油は固いまま。
そこへすぐにスイッチをONにしてしまうと、コンプレッサーが摩耗したり、余計な負荷がかかったりして、ヘタをすれば動かなくなってしまうのです。
③使わないエアコンは買取王に売ってしまいましょう
待機電力を抑えるためにコンセントを抜くと、故障の原因になるかもしれない、ということを分かっていただけましたでしょうか。
でも、待機電力の電気代は抑えたい!どうすればいいの?
答えは2つあります。
1つは、コンセントを差し、潤滑油が滑らかになるまで、スイッチを入れないことです。
時間の目安は約8時間です。
例えば1年間エアコンを使わないでコンセントを抜きっぱなしにしている場合でも、たまにはコンセントを差し込むようにすることで、故障を防ぐことができます。
もう1つは、待機電力の少ないエアコンに買い替えることです。
エアコンの進化はめざましく、毎年新しい機能が追加されていますよね。
稼働時の使用電力はもちろん、待機電力もひと昔前のエアコンに比べると、各段に少ないのです。
いちいちコンセントを抜かなくても、電気代を節約することができちゃうのです。
でも、買い替えるとして、今のエアコンはどうするの?
買い替えるにもお金がいるし、廃棄するにもお金がいるじゃない!
確かに、エアコンは大型家電としてリサイクルの対象なので、リサイクル券を買って専門の業者に引き取ってもらう必要があります。
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